まちづくりについてこのような講演の機会には、道路・鉄道、景観、建築計画といった空間づくりがテーマでしたが、本日は今後の大阪のまちづくりが変っていくということをお話したいと思います。
これまでのまちづくりにおいてどのようなところが変るかというと、1つはまちの情報化であり、すでに携帯電話などは象徴的な情報端末となっているが、これから開発される北梅田でのまちづくりにおいてもIT技術をふんだんに仕込んでいきたいと思っています。2つ目はまちの管理として「タウンマネジメント」を導入しようとしていて、これはこれまでの空間づくりと同時に考えていかなければならないことです。3つ目は英国側の講演にもあった通り、都市再生は経済再生であるということで、今後の大阪にとっても重要なファクターです。最後に、大阪市にはすでに都市再生本部を設置して取り組んでいるところですが、シティープロモーションという取組みが大事だということです。
現在、大阪市では都心と臨海部を重点的にまちづくりを推進しており、これらのトップアップにより市域全体の活性化につなげたいと思っている。北梅田はこれまでのまちづくりの集大成となり、その成功によって市内のほかのまちが相乗的に活性化していかなければなりません。
北梅田で展開するナレッジ・キャピタルとは都心での研究・製品開発拠点です。なぜ都心かというと、例えば携帯電話で言えば従来は技術者が開発したものをユーザーに押し付けていましたが、現在の発展に至ったのはユーザーからの新たな使い方へのニーズに対応したことによったように、都心こそがユーザーのニーズを吸い上げることができるところだからです。
現在、開発事業者を決めるコンペを実施していますが、このコンペの特長は開発事業者を決定する前に、将来入居を希望するテナントでナレッジ・キャピタルの中核となるロボットやIT関係の事業者を推薦事業者として指定し、開発事業者と協議していただいているところです。
英国の皆さんから、King's Crossキングスクロスのお話をいただきましたが、北梅田でもこの計画に重ね合わせながら、開発に取り組んでいきたいと思っています。また、本日お集まりいただいた大阪の方々にもぜひとも一緒にがんばっていただくことを期待します。
大阪市の都市再生への取組みの説明資料(PDF:5,211KB) |